沖縄本島中部東海岸, 太平洋に突き出た与勝半島から北東へ約5km地点に平安座島がある。昭和45年, 石油基地誘致に伴い海中道路が完成し, 本島と陸繋ぎになった。
　平成12年, 海中道路が全面改修され, 絶好のドライブコースとなり, 休日には多くの家族連れや若者達が潮干狩り, マリンスポーツを楽しんでいる。さらに, 「あやはし海中ロードレース」や中体連の「地区駅伝大会」も実施される等, 活気のある島となった。
  そのような平安座島にある本校は, 明治35年に誕生し, 今年度は創立109周年を迎えるという長い歴史を持ち, かって, 児童生徒のスポーツでの活躍は顕著であった。特に「バレーボールと言えば平安座」というくらいその名を轟かせた。
  学校の正門から入ると, 枝振りの見事な樹齢約300年と言われるクァデーサーがしっかりと根をはり, その周りには色とりどりの草花と緑の木々が見られる。また, ６年前に建てられた新しい教室の中からは, 真っ青な空と海, 周りの島々や沖縄本島が見られ, 自然環境に恵まれた学校である。
  平安座小中学校は, 小学校と中学校が一緒でいわゆる小中併置校であり, 小学校の児童数が65名, 中学校の生徒数が48名, 合計113名の児童生徒が在籍している。みんな仲が良く, 明るくて働き者である。中学生が小学生に教えている場面も多く見られます。  学校生活の始まりは, 先生方と児童生徒が一緒になっての朝の清掃活動, あいさつ運動, 花への水やりや放送等の委員会活動です。
  放課後は, 部活動が活発で, いろんな大会で活躍しています。

平安座区は地域行事が盛んです。 学校としても地域行事に積極的に関わっています。子ども達も地域の行事に参加することを楽しみにしています。今までにサングァチャーやハーリー大会に総合学習の時間の一環として参加しました。
　地域の方々の温かさに包まれ, 子ども達は, 伸び伸びと素直に育っています。また, どの子も自分の学校や平安座島が大好きです。