学校紹介

1.校区の概要

 沖縄本島中部東海岸、太平洋に突き出た与勝半島から北東へ約5キロメートル地点に平安座島がある。かつて、他の2島とともに離島苦に喘いできた。島は農耕地が少なく、これとて生計をたてる産業もないため、古くから海外への出稼ぎ(移民)や山原船による運送業等に従事するものが多かった。島人の気風である海外雄飛のたくましい精神と進取の気性は、そういうところから育まれた。 
 島は、面積2,73平方メートル、周囲6キロメートルの台地状の隆起珊瑚礁の島である。昭和42年、石油精製企業 のガルフ社が島に進出し、昭和45年には、同社が総工費約9億円をかけて本島と平安座島を 結ぶ東洋一の長さをもつ海中道路を開通させた。陸続きになったことにより離島苦は解消され、生活上は便利になった反面、人口の流出や共稼ぎ家庭の増加等の問題を生みだした。
 平成12年、海中道路が全面改修され、幅員も四車線になり絶好のドライブコースと海中大橋をメーンに、ロードパークの完成、さらに、平成15年に海の駅(あやはし館)が完成し、その眺望はまさに絶景を呈している。休日には、多くの家族連れや若者たちが潮干狩り、マリンスポーツを楽しんでいる。「あやはし海中ロードレース」や中体連の「地区駅伝競走大会」 等も実施され活気があり変貌した。
 平安座島は、昔から人材づくりで他を凌ぐものがあり、教育への関心が高いものがある。校区として生徒指導研究推進地域、学力向上推進地域として指定を受け、強力な学校と地域の連携組織をつくり、大きな成果を上げた。本校は、明治35年に「平安座尋常小学校」の創設の歴史をもち、かつて、児童生徒のスポーツの活躍は顕著であった。特に連戦連勝するバレーボールは「バレーボールと言えば平安座」というくらいにその名を轟かせた。21世紀に活躍する児童生徒に「夢と希望」を抱かせ、学校教育の活性化と児童生徒の個性や特性を伸ばし、豊かな人間性を育成するため本校では、町の「一校一番の運動」の指定を受け、特色ある学校づくりに頑張っている。また、平成15年12月に、校舎が改築され、レモンイエローに輝く新校舎がひときわ目立ち、平安座1番の建造物となり、教育活動の一層の充実が図られることとなった。
 一区一校の本校区は、学校教育を推進する上で大変恵まれた環境にある。次に、校区の特色をいくつかあげると次のとおりである。
  1 区民の間に自分たちの学校という意識が強く、子弟教育によせる関心が高い。
  2 学校、家庭、地域が連携し、平安座区学対の取組が実施されている。
  3 比較的に財政が豊かで、学校への支援など大きいものがある。
  4 老齢人口の割合が高く、地域のリーダーが得にくい。
  5 共稼ぎや、保護者に祖父母が比較的に多い。
  6 郷友会や同窓生の団結力が強く、愛郷心や愛校心が強い。
  7 地域(区)の行事が活発で児童生徒の参加も多く、大人とのコミニケーションがとれている。


担当:平安座小・中学校
 TEL 098-977-8102
 FAX 098-983-1017
 住所 沖縄県うるま市与那城平安座8169
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